2007年10月18日

知的運動神経

 「知的運動神経」を養う。緊張する国際舞台では、そのような神経が試される。その時点、その状況、限られた情報、そんな中で自分で判断し、行動する。個人がそれまで培ってきた能力だけが頼りだ。その判断と行動は、国際舞台におけるその後の自国、自国企業、自国・企業の評判や見方を左右することになる。そういう神経を学生のうちから養おうというゲームが生まれた。生みの親の名前をとって「宮家外交ゲーム」という。
 その「宮家外交ゲーム」を久留米大学で行うことにした。11月10日(土)午後に宮家邦彦氏をお招きして丸5時間かけて行う。私の基礎演習受講者19名(2年、3年)と法学部児玉教授の3年ゼミ生17人が参加する。どれだけのことがやれるか心配である。基礎演習では、宮家外交ゲームをもじって、宮原異文化体験ゲームを行っているが、かなり難しい。

 宮家氏は、外務省における、またアラビア語専攻者として私の5年先輩で、入省したての頃は、色々と教えていただいた。当時から、外務省職員が、外交官が、あるいはアラビストが、ある特別な状況下、以下に行動するか、の模範を教えていただいていたように思う。
 不思議なことに、私が外務省を辞めるのとほぼ同じ時期に外務省を退職され、AOI外交問題研究所を設立された。外交評論をマスコミ等で展開されると共に、安倍政権時代は、ファーストレディーの補佐官という名前で、安倍総理の外交ブレーンを務め、更には、この「宮家外交ゲーム」を考案し、中央大学や立命館大学で国際社会で働くことを目指す学生たちの知的運動神経を養っている。
 今回は、また、22,23年前に戻ったつもりで、宮家氏のゲーム実施の下働きをしつつ、同氏から学びたいと思っている。

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