2007年11月11日

宮家外交ゲーム

 先日の予告通り、宮家AOI外交問題研究所所長・立命館大学客員教授を久留米大学に迎え、5時間にわたって宮家外交ゲームを展開した。ゲームへの参加者は法学部児玉ゼミの16人と文学部国際交流基礎演習受講者の19人、計35人。法学部・文学部合同授業だ。
 2009年、イランがナタンズの地下100メートルに核施設を建設し、ウラン濃縮を65%まで進めたという情報が世界に流れ、米国対イランの対立が増し、ついには制裁決議策定含みで国連安保理が開催されることになった、という仮定の状況設定でゲームは始まる。ゲームは、米国、EU、ロシア、中国、アラブ連盟、イランの国や国家グループ、日本の総理官邸、政府、野党という日本国内の政治グループ、それにマスコミの10の各チームに学生たちが3,4人ずつ分かれて、行われた。各チームは自らの利益が何かを確認し、その利益の最大化のために行動しなければならない。
 学生たちは、戸惑いの連続。自分たちの思想・信条を離れ、チームの個々の役割に基づき、考え、発言し、行動しなければならない。フラストレーションもたまる。真剣に発した言葉を「神様」である宮家教授に軽く見られたと涙し、イランの嘘を隠し通すこともそれを世界に発表することも出来ず、自殺するしかないとコメントする。ゲームが始まって、2時間、3時間、4時間が経つにつれ、学生個々の真剣さ、本気度が増して行った。考え、発言し、行動する。その連続の5時間であった。

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2007年11月09日

トルコ短歌草子

 ずいぶん前の話になったが、トルコ旅行に際して、学生の1人と短歌創作競争を行ない、「トルコ短歌草子」としてまとめた。その一部は次のようなものである。
「エフェソス遺跡を訪ね、世界各国からの観光客に出会って詠める。
  エフェソスで西洋の民ポーズィング我恥じ入るはジャパニーズ(恵)
 念願のエフェソス遺跡を訪ね慫慂し詠める。
  トラヤヌス、ハドリアヌスの神殿に我踏み入れるヨハネは何処(信孝)。

 考古学博物館にて、アレクサンダー大王の事跡を描いた彫刻のある石棺を見て詠める。
  フェニキアの栄華を刻み伝えしは王の名誉とはかない命(恵)
  東西の文明逢わせしイスケンデル今も輝く匠の技に(信孝)」
 
 今読み返すと技術や能力はともかくとして、そのときの感動がよみがえってくる。以下に「トルコ短歌草子」全文を掲載する。

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2007年11月07日

タリバンに攻撃されながら働く日本人がいる!

 一体これは何なのだ!「まずアフガニスタンで関係者間の停戦合意支援と並行して武装解除や警察改革などを実施」だと。11月6日付日経新聞夕刊が伝える民主党がまとめた「アフガニスタン支援に関する考え方」12項目の最初だ。起こってもいない、起こる見込みも当面ない、空想としか思えない「関係者間の停戦合意」が前提で誰の「武装解除」や何のための「警察改革」かもわからずに言葉だけが並べられている。そもそも一時の「武装解除」成功の条件が消え去っている。警察改革は2002年初頭から行われてきた。そこで日本に何ができるのか分かっているのか?!
 私が知る、アフガニスタンの現場の声、それも南部カンダハールで今も働く日本人の悲痛な叫び声との対照が際立っていて、やりきれない思いが全身を覆う。
 今、4年前に日本が約束したカンダハール・ヘラート(KH)道路の修復は、日本の小さな建設会社が行っている。その小さな建設会社「才田組」に雇用された「富士総合警備」の越智さんは、私宛メイルで見せてくれた治安報告書で次のように言う。
  「当該地域での工事の安全確保は、もはや我々のレベルをはるかに超えていることは明白である。
  上記状況から、KH道路の治安回復は工事関係者のみならずNATO軍としてもきわめて重要な問題であると考えられるため、仮にわれわれがNATO軍対し当該地域での速やかな治安回復を要望した場合においても、NATO軍もこれに同意することが十分考えられる。
 これらの要望はもちろん我々民間人ができるものではありません。
 KH道路の治安維持回復について、工事関係者から大使館等関係当局を通じNATO軍に強く要望されることを切にお願いするものであります。」
 ここでの越智さんの切なる願い生まれるアフガニスタン南部の状況はどういうものか。同報告は次のように言う。

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2007年11月05日

白秋祭

 昨日11月3日、白秋祭に行った。白秋祭は、11月1日の北原白秋命日から3日間続けて行われる。中学・高校の同級生が、最近地元柳川に帰って家業の観光会社を継承して頑張っている。その同級生が川下りの舟を用意し、私を含む同級生を招待してくれた。
 同級生の気安さもあって舟の中は、出発前から昔話と学校卒業後の各自の冒険話を肴にした酒盛りで盛り上がった。しかし、舟が岸を離れ、漕ぎ出すとその盛り上がりの内容と大きさが大きく変わった。120隻の舟が順次川下りへと漕ぎ出していくのだが、舟と堀端に据え付けられた提灯の灯り、お堀の途中途中に用意されたステージでの合唱、和太鼓、お琴、雅楽などの実演、お堀にかかる橋やお堀端に住む住人、更にはお堀に出てきた柳川市民が、我々の乗った舟を一隻一隻歓迎するのだ。舟に乗っている我々からすれば、ディズニーランドのIt's a small world!体験である。いやディズニーよりも更に上を行っている。ある橋をくぐろうとしたら、その橋の上からするすると花火の束が下され、舟の上で花火を楽しめというのだ。

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2007年11月01日

杜若(kakitsubata)10月号

 いよいよ国際問題徒然を改定した月報発行にこぎつけました。

 TOPICS
ホットけない世界の問題:「特報!アフガニスタン」
九州発!ここに注目!: 「九州から世界の問題に対処する」
コラム:           「杜若(かきつばた)発刊(発汗?!)の辞」
お知らせ

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