2007年12月16日

大韓航空機爆破事件から20年・金賢姫を捕えた男たち

 フジテレビ系列で15日21:00から放映された土曜プレミアム「大韓航空機爆破事件から20年・金賢姫を捕えた男たち」を見た人はいますか。
 私は、事件当時在アラブ首長国連邦日本大使館に二等書記官として働いていて番組の主題の件に少しは関わったし、取材も受けたしで、見ました。
 金賢姫の逮捕の裏にあった三人の外交官の活躍が描かれていて良かったと思いますよ。特に私が尊敬する矢原さんの活躍が描かれていたことは良かった。矢原さんがマユミとシンイチを見つけなければ、彼らがバハレーンに行ったことを突き止めなければ、バハレーンの日本人外交官の活躍もなく、二人は多分北朝鮮に逃げおおせたわけで、それが世に知られることになって大変良かった、と思っています。番組の終わりのテロップで取材協力者として私の名前がでることに、直前になって躊躇したのですが、矢原さんの描き方は悪くはなかった。だから名前が番組の終わりで流れるのはまあいいでしょう。
 砂川さんと塩原さんの活躍は、電報と砂川さん本人がアブダビに出張に来てした話でしか知らないので、コメントはありません。きっとその通りでしょう。
 しかし、直前になって躊躇した原因については、大事な部分からすればどちらでも良いことだけど、片倉大使やキャリア外交官について誤ったイメージをまたもや視聴者に植え付けることになるのではと危惧しています。

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2007年02月12日

後藤田元官房長官

 当時「かみそり」と呼ばれ、中曽根総理を支え、政府・行政組織をしっかりと抑えていた後藤田官房長官は、アブダビで二等書記官として勤務し始めたばかりの私にはただ遠い存在だった。しかし、イラン・イラク戦争のためペルシャ湾岸からの石油タンカー輸送が脅かされ、タンカーの安全航行とそれへの日本の貢献が検討された時、後藤田長官の考え方と影響力を垣間見た。そして、数年後私が、中近東第一課首席事務官として、ゴラン高原への自衛隊PKO派遣案について、関係幹部とともに説明に回った後には、後藤田氏は真の「政治家」だった、という感を強く抱いた。

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